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写真判読/AirPhoto Interpretation

写真判読とは航空機やヘリコプターから撮影した写真を用いて、地上のさまざまな情報を読み取り、カテゴライズする技術のことです。
 

写真判読とは / 空中写真の立体視 / 写真判読の方法
写真判読とは

地理学および地形学、地質学など自然科学の分野では、高空から撮影した写真の判読によりさまざまな情報の収集と分析がおこなわれます。このような写真を空中写真と呼び、飛行機から撮影した航空写真、人工衛星から撮影した衛星写真があります。空中写真の利点は広い範囲を同時に観察でき、地形図では表現しえない情報を捉えることができることです。一般に、航空機から撮影したペアの航空写真を立体視して、そこに描かれている地形、地質、植生等の情報を判読することを写真判読といいます。

立体視の原理

1.立体視とは
 人間の両目は6〜7cm離れており、二つの視点から見ることにより離れたものを立体的に見ることができます。立体視はこの原理を利用したもので、飛行機等、離れた位置から撮影された二枚の写真を眺めることにより地表等の事物を立体的にみるものです。

2.立体視の練習
 立体視は決して難しくはありません。ちょっとしたコツさえ掴めば誰でもできるものです。ただし、このコツがなかなかつかめないことも事実です。立体視の練習サイトもあるので利用するのもよいでしょう。立体視は裸眼でおこなうものと、実体鏡等を使用するものに分けられますが、基本は裸眼立体視で、詳細な判読が必要な場合に実体鏡を用います。

a)裸眼立体視
 裸眼立体視は左右の目で二枚の写真を見ることにより像を結ぶものであり、右目で右の像を、左目で左の像を見る「平行法」と右目で左の写真を、左目で右の写真を見る「交差法」があります。どちらが簡単と言うことはありませんが、空中写真の立体視による写真判読では「平行法」をもちいます。これは航空機の撮影が右から左、または左から右へとおこなわれるため、順次判読し、判読結果を写真に記載してゆくためには平行法の方が都合がよいからです。

b)実体鏡を用いる方法
 平行法で空中写真を見るための道具として反射実体鏡や、簡易実体鏡があります(下図)。これらの実体鏡を使用することによって、裸眼立体視より簡単に立体視をおこなうことができます。なお、@の反射実体鏡は15万円以上する高額な器械ですが、Aの簡易実体鏡やBのステレオミラービューワー(古今書院製)は数千円で購入することができます。


立体視のための用具

c)アナグリフ
 雑誌の付録などについてくる青と赤のメガネで覗くと立体的に見えてくるというあれです。余色(補色)を利用したもので、余色立体図などとも呼ばれています。子供だましのようにとらえる人もいますが、立体視の方法としてはもっとも簡単な方法の一つです。また、スライドプロジェクターやパソコンのモニタでも簡単に立体視することができます。ただし、この青赤メガネの入手が難しい。すくなくとも文具店では売っていません。手作りも可能ですが、通販ならここで買えます。


数値地図から作製した浅間山周辺のアナグリフ(カシミール)



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