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8.環濠集落(大阪府大和郡山市稗田)  2008.6.30
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環濠集落は集落の周辺に堀をめぐらした中世の集落形態の一つで、元来は防御の目的が強いものでした。その証拠に、集落内の道路がカクカクと曲がっており、侵入者への対策と考えられます。一方、用水の確保という目的もあり、防御の必要性がない時代となっても、そのままの形態が維持されたものでしょう。稗田(ひえだ)集落の南東隅には、売太神社があり、堀で囲まれた集落は完結した共同体となっています。砺波平野の散村とは対極にあるある集落形態とも言えます。

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