日光稲荷川源頭部の崩壊地
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日光大谷川の左支、稲荷川は鬼怒川流域を代表する暴れ川である。その原因は源流部を女峰・赤薙山の脆弱な火山堆積物が占めており、これらが崩れ流出するためである。写真を見ると下方に新鮮な崩壊斜面が見られる。このような崩壊地が繰り返し形成されるものと思われる。
このため、明治時代に栃木県が直営で砂防事業を始めたが砂防施設は明治35年の豪雨でことごとく壊され、その後も39年、43年と豪雨が続いたため、大正7年から内務省の直轄砂防事業が行われている。その成果もあり、近年では著しい土砂流出は減ってきている。
  
位置図 国土地理院
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空中写真:国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省
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